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Author:imahujiwakami
長唄三味線と古典芸能に携わって日々過ごしております。
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出演情報

長唄会『三橙會』
【開催日】2018年 5月6日(日)
大阪 山本能楽堂にて

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ご訪問に感謝♪


第二回三橙會の「アンコールが良かった」とのお声が多く‥😅



本編「松の翁」「勧進帳」そしてご挨拶‥と続いてアンコールは「チンチリレンの合方」に突入しましたが‥ご挨拶の段階で、若干心が緩んでヘロヘロになって手が回らない私💧
(うちの替手は特に手が細かいので💦←音符が多い)←言い訳

弾き始めて‥そんな私の様子をすぐさま察し、安全運転のスピードで本手を弾いて下さる長三朗さん。

いつも負んぶに抱っこの頼れる先輩です♫

でへ💖

お三味線を弾く‥というだけでなく、いろんな心遣いが出来るポテンシャル‥すごいなぁと思います✨

大きな先輩方、先生方を目指してもっともっと上手くなりたいと思います💖

合方の後は「吉原雀」のラストに続きました♫
時折見るのは上村松園さんの図録。

つわりがひどかった時、この方の図録にはかなり助けて頂きました(T ^ T)


24時間船酔い状態、何をしてもどこを向いても四六時中のムカムカと戦う最中‥松園さんの図録を見ていると、すぅーっと気持ちが落ち着きました。


誠に不思議なことで‥。


「生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)」の深雪。


私は文楽人形の深雪しか見たことがないので、松園さんの絵で、「あぁ、人間やったらまたこんなにも可愛いのかなぁ。」と、じぃ~っと見入ってしまいます。

「汐汲み」

長唄の演目は日本絵画によく見られますので、発見した時は、途端にぱぁっとテンションが上がります✨

昨年に訪れた北野恒富展でも三味線や芝居演目を題材にされた絵が数点ありました。

絵から音や台詞が聞こえるようで‥

画家さんというのはほんとにすごい職業やなぁと思います✨

つづく
京都開催の琳派を観に行ったのは一昨年?

その時の自分的拾い物は『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』。


書 本阿弥光悦 画 俵屋宗達


繊細だけどゆったりとした絵が下にあって、その上に太い文字、細い文字‥と、強弱をつけて書かれる書。


はぁ~‥素晴らしいバランスやなぁ‥と✨


見入ってしまいました。


この絵を見た時、絵が(三味線の)本手、書が替手みたいだなぁと思いました。


しっかりとした本手の上に楽しむように乗せる替手。


最終的に融合した美しい作品になる✨


あぁ‥素晴らしい(T ^ T)


長唄もこういう作品の仕上がりでなければなぁと思ったのでした。


三味線同士で弾く合方は、この絵と書の関係のように‥


また、唄と三味線はそれぞれの色で絵を描く‥。


絵画と音楽というのは共通している部分があるなぁと、近頃思います。

長唄を聴いてもらって、最後は一幅の良い絵を見たような‥と思ってもらえるような長唄を作りたい。


まぁ‥あくまで理想です😅

生きてる間にどこまで出来るようになるかなぁ‥💦
*夏休み文楽鑑賞ツアー*

「文楽を観に行こう会♫2018夏」を開催予定。


文楽サマーレイトショーの鑑賞ツアーを致します(^^)

「文楽って、行ってみたかったけど機会がなくて‥。」と思っておられる方♫

演目もわかりやすいこの機会にぜひ、ご参加下さいませ♫




◾️開催予定日 2018年7月27日(金)
•17時頃~解説
•18:15開演(20:40頃終演予定)

◾️第3部サマーレイトショーの解説と鑑賞
「新版歌祭文」
「日本振袖始」

*「日本振袖始」では、お囃子の小鼓が舞台上で演奏されます。
大迫力の義太夫と小鼓、そしてお人形、文楽ならではの生の舞台をお楽しみ頂けます♫

近松門左衛門 作
鶴澤清治 補綴・補曲
尾上墨雪 振付

(解説は、舞台をよりお楽しみ頂ける様に検討中です^ ^)

◾️料金 4700円

■定員20名
定員になり次第締め切らせて頂きます。


■お申込み締切日(振込完了日)2018年6月30日(土)
※定員に達した時点でお申込みを締め切らせて頂きますm(_ _)m

■ツアー内容については決まり次第更新して行きますのでよろしくお願い致します。

国立文楽劇場公式サイト↓
国立文楽劇場


■お申込み方法


下記の方法にてお申込下さい。

▶︎▶︎ブログ内フォームにて今藤和歌美までメールをお送り下さい。

1.「参加希望」
2.「希望枚数」

1.2を記載の上、メールをお送り下さい。
3.当方よりお振込先等についてお返事をお送りさせて頂きますので、確認のためご返信をお願い致します。


❗️ご注意下さい❗️
▶︎期日までにチケット代金のお振込がない場合は、チケット発券手続きの都合上、お席の確保を致しかねます。
何卒ご了承下さいませm(_ _)m


■お振込期日
※2018年6月30日(土)


【キャンセルポリシー】
大変申し訳ございませんが、一旦お振込頂きましたチケット代金につきましては手続きの関係上、返金を致しかねますので何卒ご了承下さいます様お願い申し上げます。

※上記ツアー内容につきまして、諸事情により多少の変更がある場合がございます。
何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。


ご参加お待ちしております♫


今藤和歌美

「渇望」

長唄会を終えた私は少しばかり気持ちのバランスが保てなくなる時期がある。


会でお三味線を弾く‥長唄の演奏をする‥ということが楽しすぎて‥それが終わると、まるで麻薬患者が麻薬を取り上げられたかのような状態になる。(多分)


会を終えた私は、弾くことを‥長唄に触れることを「渇望」しているのだと思う。


私ごときが大げさな‥

と、自分でも思うのだけど‥。


それほど、気持ちよくお三味線を弾いているのだと思う。


もちろん、会の演奏は100点満点ではなく、反省点は多々あるのだけど‥でも、きっとそれを上回る「楽しさ」がそこにある‥。


これは、ひとえにご一緒頂く出演の皆様のお陰‥。


素敵な唄に身を横たえながら‥酸素たっぷりの水の中で泳ぐ魚のように気持ちよくお三味線を弾く‥。


こんな輝くような時間が他にあるだろうか‥と思う。


でも‥その「輝くような時間」は、実はそんなに沢山あるものではなく、実に下浚い(リハーサル)と本番の2回のみ‥。


本番当日は数十分を2回‥その輝く時間は瞬く間に終わってしまう‥。


シンデレラの如く、時計の針は早いのだ‥。


そしてまた別の機会‥。


素晴らしいと思える人達に交じってお三味線を弾く。


「あぁ、なんて素晴らしい音だろう。」


「‥なんて気持ちの良い音の空間なんだろう。」


数々の芸に痺れる自分。


「感動」という言葉では足りない。


芸に「痺れる」。


だって‥ご一緒しているのは日本有数の演奏者なのだから‥。


末席で一生懸命、必死で弾いているはずなのに、そんなことを考えてる自分がいて‥。


男性プロはこんなにも痺れる状況で仕事をされているのか‥と、思い知らされる。


‥上村松園さんの随筆集「青眉抄」の中にこんなくだりがある。

「これまでに何十度忌々しい腹の立つことがあったかしれない」


これは、彼女が女性であるということに対して‥という内容だけれども、私は、その痺れる芸の時間に身を置けない、「自身が血脈もない女である」ことに忌々しさを感じてしまう。


結婚し‥子供も授かり‥長唄をやって行ける‥これ以上は贅沢なこと‥と、自分ではわかっている。


でも、道を進むにつれ、鈍感で、今まで漠然としか見えていなかったものがはっきりとした形になって目の前に現れる。


‥突きつけられる。



よく勘違いされがちではあるが、私は男性に代わって女流を集めて長唄の仕事がしたいわけでは無い。


男性プロの仕事を目の当たりにする機会も多いので、自分にそこまでの技量は備わっていないことははっきりとわかっているし、男性プロの仕事を見るのが好きでもある。



‥ただ、上手な人と一緒に長唄の演奏をしたい‥。


それだけが私の望みなんだと思う‥。


美味しいものを食べるのは嬉しい。

美味しいお酒を飲むのも楽しい。

面白いお笑いを見るのも楽しい。

本を読むのも面白い。



でも、何か物足りない‥。


ふ‥と、自分が参加させて頂いた、ある演奏の録音を聴いてみた。


唄声があまりに優しくて‥


そして、お三味線を弾いている自分の音がとても楽しそうで‥


突然、悲しさが込み上げて来た。


ただただ悲しくて‥泣いた。



きっと今の私は、ここまで来て初めて本格的な「長唄」の味を覚え、「長唄」に飢えているのだと思う。


たかが長唄。


されど長唄。


私の「長唄」はまだ始まったばかりだ‥。

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