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『和香海会 長唄浴衣会』
【開催日】2018年 9月2日(日)

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「蛍の位置」

上村松園の絵 その3 を‥長々とすいません(^_^;)


松園さんの絵には蛍が描かれている作品が数点あります。

「初夏の夕」


「新蛍」


「蛍」



先頃、あるギャラリーのマダムとお話する機会があり、少し上村松園さんのことについてお話を伺うことが出来ました。

「あの方ほど厳しい画家さんはいないです。」と仰るマダム。

自分の絵に対して厳しい。

あ、そうか。

そういうことか。

また腑に落ちた。


絵に詳しい方とお話が出来る機会だったので、思い切って私が常々思っていたことを少しお話してみました。


「松園さんの絵には蛍の絵が何点かあるんですけども、見れば見るほど、その蛍の位置が1mmでも違っていたら、その絵は完成形にならないのではないかと思いまして‥凄いなぁと見惚れてしまうんです。」


(まぁ、どのような絵であっても、結局はそういうことなのでしょうけども‥とにかく私には松園さんの蛍の位置(蛍だけではないけど)が今時に言うと「神の位置」くらいに思えてため息が出るんです。)


すると、マダムはやや興奮気味に「そうなんです❗️ホントにそうなんですよ❗️」と、お返事が返ってきたもので、そこからかなり松園さんにまつわるお話で盛り上がってしまいました。


松園さんの絵における「蛍の位置」。


ふと、それは長唄にも在るものだな‥と。


長唄というのは、とても面白味があるけれども、それだけにとても難しい三味線音楽で、三味線の旋律で音楽が流れていくところ、唄を受けて弾くところ、唄だけで音楽を作っていくところ、お囃子が入るところ‥それぞれの曲の中、また、それぞれの曲に実に様々な趣向があり‥それを如何に上手に表現するか‥。


長唄における「蛍の位置」。


それは絶妙の「間(ま)」とか、煌めくような「音」なのかもしれないな、と思います。


調子(糸の音程)や勘所(押さえる場所)の音程の良さはもちろん必要ですが、それらは最低限出来なければならないことであって、「蛍の位置」ではないと思うので‥。

最低限のそれさえも私はまだまだ未熟なのですが‥



最近、良い音源で「あ、ここ素晴らしいなぁ✨」と思える「間」や「音」を聴くと、「蛍の位置‥」を思い浮かべるようになりました。


そして自身の演奏会後‥録音を聴き返して思う。


私の「蛍の位置」はまだまだ甘い(ー ー;)


演奏会に来て下さる沢山のお客様‥中には東京や名古屋からの方もおいでで‥


聴いて下さるお客様に「良い長唄を聴いた。」と思って頂けるよう、もっと研鑽を積まねば‥と、思うのです。


芸って‥楽しいけど‥ほんと難しい。


昨夜は先輩方が弾いておられる録音を聴いて、「素晴らしいなぁ✨」と、感動していました。


私はまだまだやなぁ‥と、また凹むけども‥


様々目標にして頑張ることもまた楽し。


満足できる「蛍の位置」‥


目指してがんばります。


長々とした独り言‥

ここまで読んで下さった方‥ありがとうございました😊

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