8月初旬の自主公演『三橙會』を終えて、間もなく長月を迎えようとしております。

思いもよらず、最近、お顔を合わす度に「すごくよかった!」「素晴らしい会でした。」と、興奮冷めやらず!という気持ちをもって話して下さる方があまりに多くて自分自身、かなり驚いています(O_O)
今回はいつもの長唄と和に親しんで頂く「和樂びより」シリーズとは異なり、本格的長唄会としての企画。
チラシも一般向けではなく、ちょっと背伸びして、どちらかというと「長唄会を知っている」方向けのデザイン。
開演時に少しだけ演目解説をするものの、果たしてお客様の反応はいかに…その前に、客席は埋まるのだろうか…不安がありました。
…たとえ少しのお客様でもいいじゃないか。
何かの思いがあって暑い中を会場に足を運んで下さるのだから。
そう思って前を向いて…。
予想に反して、当日は思いもよらず100名ほどのお客様にご来場頂き、舞台に上がると二階席までお客様が見えて、大変嬉しい思いでおりました。
「聴こう」として下さるお客様の空気は、舞台に上がると身体に伝わります。
そういうことからして「生の舞台」って、すごいなぁと思います。
師匠から与えて頂いた「芸」を、今あるチカラで出し切りましたが、もちろん足りない部分も多く、それはまたこれから研鑽を積まねばなりません。
でも、こんなに沢山のお客様から「感動」の言葉を頂けるということは、会を温かくサポートして下さった助演の皆様に本当に心から感謝をする他はないのです。
長唄の舞台は一人ではできませんから…。
会を終えて…温かい共演者の方々の笑顔を思い出し、また心から感謝をしました。
業界的には色々と難しいこともございます。
でも、会をできる、ということに感謝をして、また一生懸命働こうと思います。
「真っ向勝負のがっつり長唄会」
受け入れて下さったお客様が多いように感じられて…今は少し幸せです。
これからも精進します。
本当にありがとうございましたm(_ _)m