先日、大和楽さんの勉強会にお伺いした時のこと…。
舞台で小さな女の子が真っ赤なお着物で髪を長く後ろに垂らしてお唄を唄っていました。
「あぁ~かわいいなぁ。」
思わず涙が出てしまいました^^;
小さな子供ちゃんがお浚い会に出ている光景って本当にかわいい♫
女親が自分のやっている事を子供や孫にさせるというのは案外大変なことです^^;

まず単純なところでは、下浚い(リハーサル)と本番当日の支度が倍になる;^_^A
自分は家から着物を着て行きますが、娘は楽屋で着替えることが多いので着付け一式持って出かけます。
小物を忘れることなんてしょっ中…σ^_^;
お稽古に関しては十人十色と思うので何とも言えませんが…大変なとこと、そうでないとこと…まぁ色々だと思います^^;
さて…5年前のこの舞台。

立唄は私の母、太鼓に私、小鼓は娘という位置で舞台に出させて頂きました。
「和歌治郎先生のお三味線で唄いたい。」と言っていた母のために夫が提案してくれた一番。
こんなに早く母が亡くなるとは思っていなかった私。
「必要ないから」と、夫に断っていましたが、今にして思えば「やってて良かった^^;」です。
立三味線はうちの師匠です。
母が唄いやすいように弾いて下さる。。
ワキ鼓は娘の父。
娘がコケないように気遣ってます。
大鼓のお囃子プロS三郎さんは太鼓の私を気遣って下さいました。
お笛さんも…全ての方がこの舞台を助けて下さる。
そんなことをひしひし感じました。
音楽を通じて世代と人が繋がる。
お仕事とはいえ、それぞれの人が心を入れて折り合いをつけなければ出来ない作業だと思いました。
演奏が終わると小さな子供ちゃんでも必ず助演の方には必ずお礼を言います。(慣れていない場合は保護者がお礼を言うように促します)
大切なことやなぁと思います。
師匠も拙い弟子に芸を仕込むのは大変な作業だと思います(W先生→わたし)
これを思うと、芸を繋げていくのは大抵な作業やない;^_^A
ご苦労かけてますm(__)m
でもなんにせよ、きっと「切れる」よりは「繋がる」方が大切なもん多いんじゃないですかね。。
真っ赤なお着物着てお舞台に出る子供ちゃんがもっと増えればいいなぁ~と思う今日この頃です(*^^*)