ただ今、文楽夏の公演真っ最中。
三部の『夏祭浪花鑑』ではお囃子さんが大活躍します(^^)

昨夜はお囃子マンに、その『夏祭浪花鑑』に使う楽器のことを教えてもらいました。
ガンチキチンチキチンチキチン!
だんじり囃子が、かーっこいいんですよねぇ~(≧∇≦)
テンション上がりますo(^▽^)o
さて、この「ガンチキチンチキチン」の音。
祇園祭りに使う祇園囃子は「あたり鉦(あたりがね)」という楽器の内側を、鹿のツノをスティック状のものの先に着けた撞木(シュモク)というもので「コンチキチン」と打つ。
これは、長唄舞踊の「藤娘」の中に入る「藤音頭」にも使われます。
それに対して、だんじり囃子は「双盤(そうばん)」という当たり鉦よりも大きい楽器を、さらに当たり鉦のよりも大きい撞木で、「ガガンチキチンチキチンチキチン …」と、大太鼓と共に威勢良く打つ。

『夏祭浪花鑑(釣船三婦内の段)(長町裏の段)』では、このだんじり囃子が、場面によって威勢の良いアップテンポと、ゆっくりとした遠音で使い分けられています。
ゆっくりの場面で打つ時は大夫さんの浄瑠璃の邪魔にならないように小さな音にするんだそうです。
そして…お芝居のクライマックスではお囃子効果も絶大に最高潮を迎えます!(≧∇≦)
お芝居が終わると…。
なんだろう!この興奮!(O_O)
義太夫も御簾の細棹三味線もお囃子も、とにかくすべてが生音で、そこへお人形のお芝居。
その重なり合いがパーフェクト!
身体の細胞がクワーッと熱くなって来るのですよ(*≧∀≦*)
最高です♡
舞台の出来上がりが本当にカッコ良いのと、いつもこのだんじり囃子が聴きたくて『夏祭浪花鑑』を観に行きますo(^▽^)o
ちょっとお願いして、舞台下手上の御簾内にて「双盤」に構えるお囃子さんの写真を撮らせて頂きました♪
望月太明藏社中の望月太明之さんどぇす(^^)

「お顔出していいですか?」
と尋ねたら、
「あか~ん!(−"−)」
と、言われましたw
いつもワガママ言ってすいません(笑)
是非観に行って、カッコいいお囃子の音を聴いてみて下さいね(*^^*)