長唄の「寒行雪姿見(かんぎょうゆきのすがたみ」という曲、通称「まかしょ」と言いますが…。
この曲、とてもノリの良い曲で楽しいのですが、日舞の流派や長唄の流派によって、まぁお三味線の“テ”(音符、音階など)が違うことと言ったらすごいです。
どの曲も違う箇所はあるものですが、この「まかしょ」ほど小節の寸法が違ったりするものはありません。
「テレチンテレチン」とテレチン2回で唄が入るのと、「テレチン」一回で入るのと違うなんて当たり前。
プロの方が録音されているものでもそれぞれ寸法が違う(-_-;)
なので、自分が習っている師匠以外の方と一緒に弾いたり、日舞やお囃子の会で地を弾いたりする時は要確認です。
ちなみに先日、うちの師匠のお宅で見せていただいた師匠の「まかしょ」の譜面。
日舞の流派別というだけでなく、舞踊家さん別にもなっていてすごい枚数でした(^^;)
おそるべし「まかしょ」です。