
先日、昼の部を観て来ました。
『恋女房染分手綱』(こいにょと入力しただけで候補に出て来た!すごい!)
・道中双六の段
・重の井子別れの段
『伊賀越道中双六』
・沼津の段
『紅葉狩』
でした。
『恋女房染分手綱』
相変わらずかわいそうな三吉(/ _ ; )
お家、主君のために犠牲になる子供の多いことったら…。
菅原伝授手習鑑といい、(おぉ!これもすがわらでと入力しただけで出て来た!感動‼)
ある意味、今よりひどい虐待だよ?(ーー;)
「母でも子でもないならば、病まうと死なうといらぬお構ひ。…」
「お金なんかいらないよー!」と三吉が言うとこが可愛そすぎていつも泣ける(/ _ ; )
おまけに宰領たちに殴られるなんて、三吉、どこまで哀れなんだか(ーー;)
トドメは三吉の泣きながら唄う馬子唄に号泣。
それにしても、いくら大人ぶってるとはいえ、タバコ吸っちゃいかんよ。三吉くん。
『伊賀越道中双六』
十兵衛かっこいいんだな。
文楽に登場する白い顔で30歳前後の商家の若旦那系のお人形って、本当に色気があってかっこいい♪
いや、沼津はそこが見所じゃないんだが(^^;
しかし、つくづく難しそうな浄瑠璃だなと思う。
語りが悪かったら名作物語にならないだろうな(^^;
平作って、真面目なんだけど性格は明るそうだから、あんまり暗いお芝居にならないのかな。
「旦那様はお堅いけれど、時のはずみでは主のある池へ踏ん込みなさりよも知れぬぞよ。用心には網を張れじゃ。今夜は俺が股引をはいて寝や。」
って(^^;;
うーん、実に上手い言い回しに感心する。
「主のある池へ踏み込んじゃうかもしれないよ。」
なんて、アラフォーのおばさん、聴いてて赤面ものである。
…いや、だから、沼津の聴きどころは
そこぢゃないんだよ。
仇討が絡むと人間関係ややこしいから、まだまだ勉強が必要な私です。
『紅葉狩』
舞台上はモミジだらけで、まさしく錦秋公演。
鬼退治なんだけど、鬼女、最後は木の上に乗っかってたなぁ。
ケムリ吐いているのを見て、「あ、そうか、蜘蛛じゃないから糸じゃなくて煙なんだ。」なんてトンチンカンなことを考えてました(^^;
後半、お囃子ガンガンですな(^^;
派手に盛り上がって終わりなので、観客の皆さんも「良かったわぁ( ´ ▽ ` )」と満足げでした。
今回、観に行くことはお囃子マンだけが知っていたのだけど、5列目の真ん中あたりだとやっぱり人形さんからチェックされていたらしい(ーー;)
顔さすので嫌なのだけど、どうしても文楽は前の方で観たい(>_<)
どう変装しても、いつもバレてしまう。
何かバレない方法がないものだろうか…。
さて、そんなことを考えながら次はお正月公演。
また楽しみにして年末まで頑張ろう\(^o^)/