爪甲剥離症で通っている鍼灸院のセンセイ。
蔡暁明(サイ ギョウメイ)先生とスタッフさんです。(奥様が写ってないのが残念です。)
真ん中が蔡センセイ♪

蔡先生は中国人です。
でも日本語がお出来になるので、会話は日本語です。
本邦初公開!という若かりし頃の蔡センセイ。

「ブログに紹介したい。」と告げると、自ら写真を出して下さいました(笑)
このお写真は大阪にある某国立大学医学部の研究生の証明書のお写真です。(掲載許可承認済み)

何年も前から両手指に軽い爪甲剥離症があったものの、2ヶ月ほど前に左手人差し指の爪だけが悪化。
爪部分のおよそ3分の2が生爪を残して剥離してしまいました。
わずかにくっついている爪部分が全部剥がれてしまいそうな恐怖でお三味線が弾けなくなりました。
勘所を押さえる一番大切な爪です。「他の指ならともかく、なんでこの指が…。」と、ストレスは溜まるいっぽう。
皮膚科の病院では「原因不明、治療方法、薬なし」という診断を受け、しばらく途方に暮れてネットをさまよい、四国の高松に治療してもらえる鍼灸院があることを発見。
お囃子マンとも相談し、思い切って高松まで…でも、その前に鍼灸院なら以前、知人に教えてもらった蔡先生に診断を仰いでみようと思い立ち、先生のサイトからメールで問い合わせをしました。
すぐに、「おそらく色々な原因が考えられますので、来れる時間があれば来て下さい。」という内容のお返事を頂きました。
蔡先生はとても明るい先生でした(笑)
週に一回、鍼、お灸、刺絡、漢方などの治療をして頂いて、かれこれ一ヶ月。
はじめ、蔡センセイは「2.3ヶ月はミテネ。」と言われたので、2月の演奏会に間に合うかどうか不安でした。
私の中では「綱館」は爪を気にしながら弾けるような曲ではないので…。
↓通い始めて1週間ほど経過の頃。
(ウツクシイ手じゃなくてすいません(^^;;)

↓現在の爪の状態です。

ほとんど普通になりました\(^o^)/
本当は剥離した部分の爪を全て切ると早く治るみたいなのですが、(他の指は剥離部分の生爪も少し切った時があり、痛かった(>_<))お三味線が弾けなくなるので残してもらっていました。
自分でも馬油を塗って(ワンコが舐めても害がないように馬油を選びました)爪の生え際や指を毎日マッサージしたり、棒灸をすえたり、マメに手入れするようにしましたが、やはり、蔡先生の治療なくしてはここまで復活しなかっただろうと思います。
実際に悪化してからの一ヶ月ほどはマッサージだけしていてもよくなりませんでした。
以前にもギックリ腰や四十肩を鍼灸院で治療してもらいましたが、またしても奇跡の復活に本当に感謝感激です。
四十肩の時はお三味線を弾きに行く前日の夜に左肩が痛み出し、みるみるうちに左手がおへその辺りから上に上がらなくなりました。
バチを持つ右手ならまだしも、左手は棹を持つので上がらないと話になりません。
朝いちで電話を入れて、お三味線を持ったまま駆け込みで当時の鍼灸の先生のところへ。
「とりあえず今は痛みだけ取っておくので、あと1.2回来てね。」と言われ、見事に腕が上がるようになりました。
ギックリ腰に続き、まったくもって驚かされました。
今回も周りの人達が驚いています(^^;;
また、集中治療の他に鍼灸の良いところは、全身をメンテナンスして頂けるところでしょうか。
今回、爪以外にも色々とメンテナンスしていただいています。
お囃子マンにもお弟子さんにも「鍼灸がよく効く体質」なんだと驚かれています。
人によっては体質に合わない方もあるみたいですが、中医学ってちょっとすごいなと思うこの頃です。
蔡センセイはとても明るく、ジョークと本音のトークが炸裂しながら軽快に鍼を打っていかれます。
わたしは何をするにも人のご縁に助けられています。
人とのお付き合いは楽しいことばかりではありませんが、人との繋がりは本当にありがたいとつくづく思うのでした。
出会いに感謝します。