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Author:imahujiwakami
長唄三味線と古典芸能に携わって日々過ごしております。
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出演情報

『太明藏・太明十郎の会』
【開催日】 4月2日(日)11時開演br 【料 金】 4000円 br 【会 場】 大阪大槻能楽堂06-6761-8055

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ご訪問に感謝♪


先日の『和樂びより番外編』は大阪の大川を遊覧する屋形船の中で行いました。


コースは2時間半。

今回、ご一緒頂いた噺家の月亭文都師匠とお打合せの後に、第一部は鑑賞タイム、第二部はお食事タイムにしようということになりました。

なぜなら、お酒がお食事が入ると、どうしてもお喋りする人が出てくるので、演者には勿論、真剣にお聴きになりたい方のご迷惑になってしまうのです。

ですので、今回は「飲みながら」ではなく、鑑賞をして頂こうという主旨で開催をさせて頂くことになりました。

私にとっては初の屋形船企画。

文都師匠のお着替えの控え室もなく、楽器を段取りする控え室もない(^^;;

停泊時間の関係から、お客様と同時に乗船しなければいけないので、乗り込むと同時にお三味線の段取り。

予想はついていたので三ツ折れカバンでなく、長カバンで行きました。
替三味線も持参しましたが、組む時間なし(^^;;

一人での弾き唄い…糸の具合も心配でしたが、何とか調子も狂うことなくホッとしました。

長カバンで良かった(^^;;


船内は第一部の鑑賞タイムは窓を閉めて、エアコン完備で思いの外、湿気もなく、お三味線は意外にボンつきませんでした。

これはラッキー♫

もっと、ボンボンの音になってしまうかと思っていたので…。


文都師匠も何かとお気遣いして下さり、助けて頂きました。


そして、大阪屋形船さんのお料理が美味しくて、これには皆様から「お料理も美味しかった」とご感想を頂きましたので、嬉しいことでした。

あ、そうそう。

乾杯が19時からということで、せめてお水だけでも…と、用意してもらったら、なんとそれがビールグラスで…いざ、乾杯の時にはグラスがない、というハプニング(^◇^;)

お水を飲んだり、川に捨てたり…ちょっと想定外でした。

屋形船だから余分なグラスは置いておられないようです。
覚えておかなくちゃ(^_^;)

狭い空間でしたが、お客様がとても和やかに和気あいあいと過ごして下さったので、これは何より嬉しいことでした。


20:30には完全下船、ということで、最後はやや慌ただしくなりましたが、抽選も無事に終わり、それぞれのお客様とお話も出来まして、とりあえずは大きなアクシデントもなく下船。


あ、あと、マイクスタンドは手持ちでも必要だな、と思いました。


初企画ということで不手際もありましたが、終わって、ご参加の皆様から「良い企画をありがとうございました」「とても楽しかったです」というお言葉を頂き、嬉しくホッとひと息つくことができました。


大きな演奏会もあれば、小さな催しも…そうやってお三味線の音や伝統芸能に触れて頂くことが出来ればいいなぁと思っています。


今回の催しのきっかけを頂くことになったのはMBSラジオ『福島のぶひろのどうぞおかまいなく』さんに出演させて頂いたことです(^^)


関係者の皆様にお礼を申し上げます。


さて、また次はどのような企画が出来るか。


色々考えて、頑張ります!


10/7は『和樂びより 番外編』
~秋の月夜に屋形船~
落語と三味線を楽しもう♫

お陰様で満席御礼申し上げますm(_ _)m

本日は月亭 文都師匠と大阪屋形船『雅遊』の内覧へ♫





(私が6月にMBSラジオの収録で乗船したのは同じ大阪屋形船さんの『水雅』でしたが、ほぼ同じです♫)

お座席や高座の設営を含み、「あれや~これや~♫」と、楽しい段取りのお打ち合わせでした♫

屋形船というシチュエーションで想定外のこともありましたが、ベテラン百戦錬磨の月亭文都師匠のお力も借りまして、ご参加の皆さまにお楽しみ頂けるよう精一杯頑張りたいと思います!

長唄のお三味線というのは、師匠や上手な人と一緒に弾くと、いろんな意味で引っ張ってもらえて、上手に弾けます。


でもこれは、あくまで「上手になったような気がする」ということなのです。


一人で弾いた時にどれくらい弾けるか。


一挺一枚(三味線方一人、唄方一人)で演奏した時には調子、勘所…間の取り方などが顕著に現れてしまいます。


ここ最近、それを強く感じることがあるので…三味線弾きというのは色々な自己鍛錬の場が必要だな、と思います。


自分の鍛え方は人さまざま。


無我夢中でやって、しばらくしてから「あれが良かったんだな。」と思える鍛え方が出来ていればいいですね。


師匠や上手な人の演奏エッセンスを自分に取り込んで、自分のエッセンスに出来るかどうか。


そして自分の現時点の技術段階での鍛え方を知る。


これ、とても大切なんだと思います。


「自分探し」

ではなく、

「自分の鍛え方探し」


まだまだ模索中です。



先日、春の「第九回 太明藏・太明十郎の会」について嬉しいお話を頂く機会がありました。

「太明藏・太明十郎の会」は望月太明藏と望月太明十郎兄弟門下によるお囃子のおさらえ会です。

ほぼ二年に一度で、今年は第九回。


そして今回は初代望月太明藏 50回忌と二代目望月太明藏の27回忌追善公演でした。

追善公演、50回忌の次は100回忌が殆どなので、太明藏・太明十郎兄弟、本人たちにとってはこれで最初で最後の初代追善公演となりました。



そして、今回の特別出演には初代からご縁を頂いている文楽座さまより吉田玉男様、桐竹勘十郎様にお越し頂き『二人三番叟』を演じて頂きました。



お囃子の会なので望月太明藏社中も出囃子で。
(文楽公演の時は御簾内での演奏が殆どです)



素晴らしい舞台に客席も満席で、楽屋ももぬけの殻となっておりました。


その「二人三番叟」について、ある方より嬉しいお話を頂きました。

「玉男氏、勘十郎氏、御両人の三番叟を本公演で観ることがほぼなくなった今、とても貴重で、さらに追善公演での特別出演という大変意義のある舞台でしたですね。」


…今回の「三番叟」…文楽をお好きな方には、その希少さをご理解頂いているのですが、業界の方にその辺りを感じ取って下さる方がある、ということはとても光栄で、帰宅後、すぐに太明十郎に伝えました。

東京在住の方で、会から何ヶ月も過ぎてからお目にかかれたということもあり、本当に感心されて話して下さったご様子がとても嬉しくて、それだけでもお目にかかれる機会があって良かったなぁと思ったのでした。


そして改めて、文楽座の皆さまにご都合良く会にお越し頂くことができ、お客様にも喜んで頂くことも出来まして何より有難く、僅かながらでも初代、二代目への供養をさせて頂けたのかな…という思いでおります。


第10回に続くよう、私も頑張ってお手伝いせねば、と気が引き締まります。

有難いお話を頂き、本当にありがとうございましたm(_ _)m
お三味線を弾いていると「間」という言葉に触れることが多いです。

まぁ長唄だけじゃなく、全ての芸術に通じるものだとは思いますが…。


楽譜に書き入れることが難しい「間」。

長唄という音楽を最終的に作り上げる材料なのかも…と、思います。

「間」は固定されたものではなく、実に様々。

攻める「間」
安定した「間」
コケる「間」
きれいな「間」

など。

「間」が悪い
「間」がきれい
「せき間」(せっついてつんのめって行くような間)

などと言われます。

プロ同士の演奏の時には「攻める間」を使ったり、お弟子さんとの演奏の時には「安定した間」を使い分けるなど、「間」の使い方は実に様々。


音符と音符を繋げる空間。

この空間をどう使うかで音楽の良し悪しが決まるわけです。


この「間」について、4月に嬉しいことがありました。

お囃子の会に門下4名がお三味線で出演させて頂きましたが、その際、ベテランのお囃子さんから「皆んな間がきれい」と褒めて頂いたのです。



お囃子さんから「間」を褒めて頂けるということはすごく貴重なことなので、すごく嬉しい☆

これは、普段、お囃子マン(主人)から「そんな風に弾いたら囃子が入られへんで。」とか「そんな間やったら、囃子が打ちにくい。」と注意されるので、知らず知らず「間」というものに重点を置いてお稽古しているからなのかもしれません。

有難いことです。

しっかりと自分の稽古を受け止め、安定した演奏をしてくれたお弟子さんもまた素晴らしく、有り難いと思いました。


そして、それとは別の場面…
先頃の演奏の仕事場で、替手の間がきれいと褒めて頂き…これはまた嬉しい思いでした。

や…もちろん、他にはいっぱいダメダメもあるんですが、その中で、です!(笑

褒めてもらったら嬉しくなるので黙ってられないσ(^_^;)


本手(主旋律)に対しての替手。

先に出たり、後を追ったり…しかも高速、低速様々。

これはうちの師匠に長年叩き込まれて来たので、自然と身体が反応してしまうというかなんと言うか…笑


そして、本手をしっかりとした間の人が弾くと、替手はものすごく弾きやすい。


本手がコケたり、間が揺れると、替手はとても弾きにくいです。

何せ、自分の手同士で弾くのではなく、他人様同士で弾くのですからw

本手はバチを当ててしっかり弾く。

これが間が流れない、ひとつの基本でしょうか。

かと言って、重くなってはいけません。

本手が重くなっても替手は弾きにくいです。

あと、三味線同士で弾く「合方」ではなく、自分一人で弾く独奏の「間」。

これはまた格別に「間の取り方」が難しい。

大きな曲、小さな曲、それぞれに合わせた「間の取り方」があります。

お唄との「間」も。

あぁ…長唄というのはなんて難しい音楽なんでしょうかね( ̄▽ ̄;)


たま~に褒めてもらって浮かれる時もありますが、自分の「間」については、まだまだ出来ていないことも本当に多いです。

私は自分の師匠とお囃子さんである主人から沢山のことを教えてもらっていると思います。

これは私にとって最大級の感謝のご縁なのかもしれません。

日本の音楽に不可欠な「間」。

センスだけのものではないと思いますので、しっかり心がけていこうと思います。


本日のおまけ☆
長唄演奏会「三橙會(さんとうえ)」より「鷺娘」トトロツの合方
今藤長三朗氏の本手が素晴らしいです☆

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