2月のある日。
シンフォニーホールへ✨

とてもとても心地よい音色にうっとり‥。
美しい景色を見て座りながら‥この頃、よく思うことがあります。
人はどうして音楽を聴きに行くのかなぁ‥と。
チケットを買い、わざわざホールに足を運んでまで‥。
でも、実際に私も、この人の演奏が聴きたい、と、ホールまで足を運び、舞台の上で奏でられる音楽を楽しみに、こうして客席に座っている。
演奏を聴き終わると、CDを買い求め、また聴きたいという想いにウキウキとして寒空の下を歩く。
空腹を満たすものでもなければ、怪我が治るようなことでもないのに‥
音楽って、不思議なもんだ‥。
そして、素晴らしい演奏会を聴きに行けば行くほど、誠に自分というものがお恥ずかしく消えてしまいたくなるのですけれど‥わずかながらでも演奏というものに携わっている自分の胸の内に至る。
お客様はどうして自分の演奏会に来て下さるのだろう‥。
私はお客様にとって心地よい、或いは心を強く惹かれるような演奏ができているのだろうか‥。
果たして、良い長唄というのはどういう演奏のことを言うんだろうか‥。
など、次から次へと思いが尽きない。
また浅田次郎さんの話になりますが、「天切り松 闇がたり」は、著名な方を登場させ、面白くも切ない物語を読ませてもらうことができます。
それぞれの物語に、思わず唸るような名セリフやシーンが出てくるのですが、竹久夢二、チャーリー・チャップリン、それぞれの物語では音楽に携わるものとして、お2人の言葉に心を掴まれる一文がありました。
色々切ない(;ω;)
作家さん、そして、一流の演奏家さんもホントにすごいなぁと、改めて思う今日この頃です。
#胸に残るコンサートの響き
#天切り松は目細の安吉一家が江戸前でカッコ良すぎる🥰