浴衣会が終わり、やっと「夢以上」に浸る時間が許され、少しばかり長唄三昧。
いや‥
それまでも充分に長唄三昧なのだけど‥違う意味でw
以下、独り言長いです。
長唄の舞台ってほんとに奥が深いです。
一人で演奏するものではないから‥。
三味線方の場合、立ての役割、ワキの役割、上調子‥それぞれの役割がこなせて初めてプロと認められる。
そんだけこなせるようになるには一体、何十年かかるのか💧
シビアっ😅
私なんぞホントにまだまだひよっこです😓
でも、最近、やっと師匠から聞いて来た「仕事」の話が少しわかるようになって来ました。
三味線方として仕事をする時に直面すること。
そんなことをお稽古の中のお話で聞かせて頂いてました。
「◯◯の会の時にね‥。」
などという師匠から何気なく聞いていたお話が、現場で役立つ。
「立てが草履の後ろを踏まれるような弾き方を(ワキが)しちゃいけない。」
「角角(かどかど)を逃げない人は安心して任せられる。」
↑
角角というのは、曲の間違えやすいところ
「調子も勘所も、バチさばき、イキまでがピッタリと合ってるっていう人がいてね、それは凄かった。」
そんなことを自分の身に置き換えて仕事をしなければ、と実感する今日この頃です。
まだまだぜーんぜんクリア出来ませんけども😩
そういえば、先日の浴衣会、演目の合間のお写真をお友達から頂きました(^^)
糸の調整や、抜き差しの確認など、気は抜けません😓
自分とこの浴衣会の一週間前は同門先輩の浴衣会でした。
30番以上の会。
自分とこはたかだか18番💦
自分のやるべき仕事は何か。
客観的に捉えて動かないと全ての人の段取りが狂います💧
男性プロは日々、これの繰り返し。
すごい(^_^;)
「とにかくしっかり準備して、あとは慣れることやな。みんな失敗しながらやって来るねん。」byお囃子マン
女流(特に関西)は慣れる機会が少ない。
ひとつこなすごとに自分の引き出しに貯めていく。
経験は何よりも大きい。
そして、やっぱり大事なのは仕事や人に対する「誠意」や「心」と思う。
浴衣会で演奏はしていませんが、まだ入門日数の浅いお弟子Hさんが話してくれました。
「先生の浴衣会を成功させよう!とされるご賛助の先生方の温かな思いのようなものを感じました。」
会って‥そういうのが現れます。
特にお座敷会はお客様が近いので(^_^;)
人と人で作る長唄会。
あったかな方々に会を作って頂いて、しみじみ感謝してます☺️
ホントにありがとうございましたm(_ _)m
でもって、会場の『芝苑」さんですが‥。
長唄の演目だけなら山台だけで済むんですが、お囃子の演目があると長唄の前に座りますので場所が必要になります。
今回、充分な毛氈を敷いて頂き、お客様も入って頂けるという立派なお部屋で助かりました。
今の大阪で、なかなかこれだけのお部屋と設えをご用意して頂けるお料理屋さんは少ないので有難かったです。