こんばんは。
夜和歌美です。
ブログの更新がずいぶん滞ってしまいました。
5月から始めたライブ配信に色々とトライしながら日々を過ごしているうちに、ワクチンの普及率が上がったせいかなんの効果はわかりませんが、緊急事態宣言が解除となり、リアルのお仕事が少しづつ戻って参りました。
今までになかったような新しいお話も頂いたり‥誠にありがたいことと感じています。
そんな中…先日、久々に東京へ行きました。
目的は芝居見物と人様にお目にかかること。
結果から言うと、感動と感謝の二日間でした。
中でも…深く心に残ったことがひとつ‥。
その方が私に尋ねられた言葉は
「なんとお呼びしたらいいですか?」
でした。
私には名前が二つあります。
本名と芸名。
その方に、そのタイミングで改めて問われることが、とても意外でした。
でも…なぜかとても嬉しく感じました。
言葉を大切に扱われる方だからこその問いなのかな…と。
ふと、文楽の『艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)』に登場する「三勝」のことを思い出しました。
三勝は、女芸人であることの芸名です。
本名は「さん」。
「さん」と一緒に心中をした半七からは、きっと「おさん」と呼ばれていたのだろうな…と。
でも、伝統芸能の作品としては三勝という芸名で残ってしまった。
好きな人といる時は、「さん」だったと思うのだけど…
でも長唄の曲にも『三勝道行』として残っている。
私は、いつも「さん」の気持ちに思いを馳せてしまいます。
本名は…呼ばれたくない人には呼ばれたくないものですが、やっぱり好きな人からは本名で呼ばれたいだろうなぁ…なんて、この年になって、なにを乙女チックなことを言ってるんだ、と、少し恥ずかしくもありますが…気持ちだけは忘れないでおこう、と(笑
「なんてお呼びしたらいいですか?」
初めて会うのではない方からだったこそ、改めて問われる言葉は、何もないようでいて、私の心に少し重みを持って響いた言葉なのかもしれません。
じわじわと嬉しい気持ちになりました。
ちなみに…
ご一緒したのは女性です。
ご心配なく🤣
家では食べられないパクチーサラダ💖
美味しくて最高でした✨