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imahujiwakami

Author:imahujiwakami
長唄三味線と古典芸能に携わって日々過ごしております。
愛犬は黒のトイ・プードル♪
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出演情報

『今藤佐志郎 ゆかた会』
2018年8月26日ギオンコーナー

『和香海会 長唄浴衣会』
2018年 9月2日(日)大阪西天満「芝苑」

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ご訪問に感謝♪


今年の文楽夏休み公演のサマーレイトショー。

『国言詢音頭』(くにことばくどきおんど)


千穐楽近くの日に観て参りました。

実話を元に作られたそうですが、公金横領までして新地の遊女(菊野)に入れあげた薩摩藩士(八柴初右衛門)の哀れと狂気の物語。

大阪での公演は実に11年ぶりとか。

いやいや、11年って…なかなかの年月ですね😅

さて、開演…

定式幕が開く時から、ややホラー感が漂っていました😅

第二部の「一力茶屋の段」の幕開きも定式幕ですが、御簾内の「花に~遊~ば~ば~♫」という明るい唄声と共に明るく幕が開きます。

それに引きかえ、この『国言詢音頭』では、仄暗い中をややゆっくり目に…

ここからもう既に、きょ、きょわい😱💦

好きな遊女に恋人(絵屋仁三郎)がいることがわかり、そして、その仁三郎宛に菊野が自分のことをけちょんけちょんに書かれた手紙を読んでしまい、挙げ句の果てには菊野やお店の人間に揃いも揃って自分の悪口雑言を言われているのを立ち聴きしてしまう…。

あぁ…なんてタイミングの悪い可哀想な初右衛門😢

そこから狂気への道が始まります。

いぇ…公金に手をつけた時点で既に彼の狂気は始まっていたのかも…。

国許に帰る、と、賑やかな宴会を催す初右衛門。

そこで、自分の悪口を書かれた手紙を2人に…

やだ~💦

ここで報復の気配💦

やがて宴会も終わり、店を後にする初右衛門。

その後、仁三郎の許婚が訪ねて来て、菊野が自分の代わりに変装させて仁三郎が待つ暗がりの部屋に上げる…なんて、ちょっとオトナな場面もあり…

菊野がちょっと複雑な思いを抱きながらも一人で眠る夜半…

初右衛門が現れます😖

さて、そこから狂気の場面へ…

哀れ、菊野は惨殺されますが、その時の初右衛門が…誠にエゲツない😭😭😭

首を締め上げるところ…太夫さんすごい❗️😱

初右衛門も菊野も、お人形すごい❗️😱

めっちゃ苦しそうでマトモに見てられませんっ😖

で…

菊野を亡き者にし…

ここからです…ホンマにエゲツないのは😭😭😭

ぐぇーーっ❗️😱
やだーーっ❗️😱
怖いよーーっ❗️😭😭😭😱😱😱

思わず眉間にシワ、手に汗握りました。

五人伐を終えて、外に出る初右衛門。

雨の中で傘を開き、「山寺の春の夕暮れ来てみれば~」と、謡を口ずさむ。

この謡は長唄「紀州道成寺」にも出てくる文句で、「紀州…」をお稽古したことのある方なら、「あっ。」と思うところですね😊

ハハハハハ❗️

と、壊れた初右衛門の高笑い…

今回は雨の場で、なんと本水が使われていました。

もぅ…ほんまにサスペンスで怖いんですけど…

二階へ上がり、窓の外を見てキマる初右衛門が…か、かっこいい💦

サイコホラーの主人公がこんなにカッコ良かったらアカンと思いました😅

昨年観た歌舞伎の『盟三五大切』に通ずるものが💦

観終わって…怖かったけど妙にウキウキと帰宅。

失敗出来ない緊張の毎日に少しホッと…リラックスした自分がいました。

あぁ…、やっぱり私はお芝居観るのん好きやねんな…

明日もがんばろ、と元気が出た次第です😊

ということで、今回は第1部が残念ながら観れませんでしたが、とても内容の濃い文楽夏休み公演だったのでは、と思います😍

今度は何年後にかかるでしょうか♫

お人形ならではの演出満載の『国言詢音頭』。

ぜひ、機会がございましたらご覧下さいませ(^^)✨

教訓:真面目な男性は騙してはいけません

#文楽
#伝統芸能
#怖いけど楽しい
文楽劇場へ♫


夏の文楽公演は千穐楽を迎えましたが、小ホールに「蝠聚会」を聴きに伺いました✨

なんと、文楽の三味線弾きさんが浄瑠璃を語られる会。


天地会ではなく、お三味線は本職の方が弾かれます。

13時開演の16時終演。

3時間という素浄瑠璃の会ですが、皆様、趣がおありでお上手で、ビックリしました😳✨

普段はお三味線を弾いておられるあの方も、この方も語っておられる❗️😳

語り物の難しさ、趣を楽しませて頂き、やっぱり三味線弾きとしては最後の『鬼一法眼三略巻』五条橋の段にワクワクでした💕

重鎮の方もご参加で、皆さま楽しんでおられるご様子に、客席にもワクワク感♫

チケットはなかなか取れないという人気ぶりで、今年は21回目だそうです。

今やプレミアチケット✨

すごいですね✨

お客様がワクワク出来る勉強会って、すごいと思います😃✨

切なかったり、ワクワクしたり、笑ったり…

三味線音楽はこんなにも心躍る日本の音楽💕

楽しくて、益々色んなことやってみたいなぁと思いました✨

がんばろう💪✨

『蝠聚会』の皆さま、素敵な時間をありがとうございました😊💕

天才ヴァイオリニスト イツァーク・パールマンのドキュメンタリー番組。

途中からだけど、録画してくれていたようで見ていました。
(番組前半にもステキなお話があったようなので、オンデマンドで見てみます。)

ヴァイオリンの音は大好き。

番組ではパールマン夫人のお話も聞くことが出来ました。

「音楽は私たちに夢を見させてくれる」

なんと素敵な✨

私は常々、自分が音楽に携わっていることに疑問を抱きます。

何のために長唄(音楽)をやっているのか?

生きることに必要な食べ物を扱っているわけでもなく、身体を治す医師でも医療品でもなく、身体に纏う衣料品でもない。

目に見えない「音楽」というもの。

この番組を見て‥
自分は「音楽」で幸せを感じることが度々あるから離れられないのかも‥と、思いました。

至極、単純明快。

その答えを思いついた途端に思い出したことがひとつふたつ。

母が亡くなる数日前のことですが‥。(また母の話ですみません)

私は母が亡くなるかどうか‥という時期に演奏の仕事をひとつ抱えていて、覚えもんのことをベッドに横たわる母に話していました。

(母は長年、長唄のお稽古をしていたので、私の話をいつも楽しそうに聞いていてくれました。)

その時の母は死期が近いこともあり、病院では個室に移動しておりました。

舞台の仕事があるので私にお三味線を弾かさなければ‥と、思ったのでしょうか。
「ここにお三味線持って来て弾いたら? 喬子のお三味線聞きたいわ。」と言いました。

さすがに病院では難しいだろうと思いましたけども、ダメ元で看護師さんに尋ねてみると、「大きくない音だったらいいですよ。」と、まさかの許可が出て‥😅

翌日、私はお三味線を持って母の病室に行きました。

椅子に座り、バチを使わず、爪弾きの小さな音で。

母はベッドに横たわったまま、「あぁ‥えぇ音やなぁ。」と嬉しそうに微笑んで聞いていました。

病室に入って来られた看護師さんは驚きつつも、「わ~三味線って、初めて見ました! いい音ですね~♫」と母に笑って声をかけられたり‥少し和みの時間。

亡くなる、ほんの数日前のことです。

「まさか病院でお三味線が聴けるなんてねぇ。」と、母は笑っていました。

その数日後。

娘(JD)が2歳~3歳の頃に吹き込んでいたお歌色々の録音テープを聞かせてあげようと持って行き、枕元でかけていました。

ドクターは昔のアルバムなどを見せてあげて下さい、と仰ったのですが、徐々に物を見るのがしんどくなっていたので、「聞く」という方向にしようと思いました。

娘のお歌テープは長唄あり、童謡あり、歌謡曲ありの混ぜこぜです。

母は電動ベッドの背を少し上げて目を閉じ、たった一人の孫娘の幼い声をそれはそれは嬉しそうに‥微笑んでジッと聞き入っていました。

母について下さっていた看護師さんも、「あら、なんて可愛い声♫これはいいですね~♫」と、一緒に静かに聞いて微笑んで‥

もう、母と一緒にいられる時間はほとんどない‥

そんな悲しみの中で、何とも言えない幸せな時間でした。
今もその景色をよく思い出します。

そして、その夜に母は亡くなりました。

あと数日は持つだろう、と聞いていただけにショックでしたが、今から思うと、何というタイミングで、あのカセットテープを持って行ったことか。

母は、可愛い孫娘の歌声を何度も何度も巻き戻しては聴いて、また巻き戻しては聴いて‥本当に幸せそうでした。

音楽は(音楽を好きな)人を幸せな気持ちにする‥。

映画『戦場のピアニスト』では、ユダヤ人ピアニストがナチから逃れ、隠れ家にあるアップライトピアノの蓋の上から鍵盤を弾くモーションをします。

想像で「音」を鳴らすシーン。

飢えと、物音を立てられない極限のストレスの中、想像での演奏の間、彼は好きな「ピアノ」と「音楽」と共に、僅かですが幸せな時間を感じます。

このイツァーク・パールマンの番組の中でも、戦争時の話に触れていました。

戦争は本当に残酷だ‥

切ない音楽の話‥。

幸せの種類は人によって違いがあるけれど‥

いろいろ思うに、私にとっての幸せは、やっぱり長唄(音楽)を演奏したり、聴いたりすることなんだと思う。

私自身が幸せを感じたいから、演奏会をするんだと思う。

毎回、本番直前には緊張とストレスで、「演奏会なんてやらなきゃよかった。」って思うのに、懲りない(笑

自分の未熟な技量を目の当たりにした時には辛苦も伴うし‥(笑

演奏が「もひとつやったな‥。」って思う度、後々まで引きずるタチ。

でも、やっぱり舞台に並んで自分はつたないなりにも、一緒に演奏して頂く方のお声やお三味線の音を感じ、奏でる音やフィーリングがぴったりと合った時には、この上ない極上の幸せを感じてしまう。

不思議なもので、そういった舞台での「瞬間」には、お客様からの熱量もすごく感じます。

番組の中でイツァーク・パールマンが言っていました。

「(自分は)音楽を聴いて、こんなに感動できるっていうことがとても幸運だと思う。」と‥。

音楽を通じた「幸せ」がある✨

生きていく上で「幸せ」は、どんな形であっても少なからず必要だ。

それを味わいたくて、私も苦手な覚えもんを頑張れるのかもしれません(^_^;)

さて‥精進精進。

ここまで読んで下さった方‥
思いのままの駄文、お読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

先斗町 『鴨川をどり』へ♫

今年は宮川町『京おどり』と二つの花街のおどりを観に行くことが出来ました(^^)

 

仕事の関係で初めて出会った時「先笄」だった芸妓さんが、今はすっかりベテラン芸妓さんに(^^)
 (先笄は舞妓さんから芸妓さんに襟替えされる、僅かの期間のことを言います)

 携帯のデータを整理してたら、その時の写真が出てきて、もう11年も前なんだ…と、びっくりしました。 

幼い舞妓さんだった子も、会う度にきれいな芸妓さんになって驚きます😅 

自分もそんだけ年取ってるのね😓

 京都花街の春のおどりは立方さんも地方さんも華やかで艶やかです😊💕 

京都春の風物詩、また来年も楽しく観に行けますように♫
先日、舞踊会にて、常磐津 『寿』という演目を初めて拝見させて頂きました✨

この曲は、お囃子の作調が二代目望月太明藏(お囃子マンこと太明十郎の父)とのことで、常磐津には珍しくお囃子が出囃子でした。

*ちなみに、曲を作るのは作曲ですが、曲に合わせてお囃子の手を作るのは作調(さくちょう)というそうです♫
お囃子さんと結婚して知りました。

『寿』という名の通り、おめでたく、明るく、少し長唄の雰囲気もあるかしら…?と感じて拝見しておりました✨

途中、扇を小鼓に見立てて息を吹きかけたり、打つ振りがあったり…楽しい😊✨

私個人としては、今は亡き二代目の作調されたお囃子を拝聴させて頂ける機会に…感謝のひと時でした✨

やっぱり舞踊会も邦楽会もいいですね😊



#常磐津 #長唄 #三味線音楽は色々あって楽しい #古典芸能 #伝統芸能

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