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imahujiwakami

Author:imahujiwakami
長唄三味線と古典芸能に携わって日々過ごしております。
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『太明藏・太明十郎の会』
【開催日】 4月2日(日)11時開演br 【料 金】 4000円 br 【会 場】 大阪大槻能楽堂06-6761-8055

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二人椀久

微熱が続いて養生しております。

そんな時間を使って、ちょっと「二人椀久」なんぞじっくり聴いてみました。

作曲年代は1774年(安永三年)。

抜き差しがあると、後半がどうしてもチャカチャカとお三味線ばっかり目立って演奏する曲、というイメージになってしまうのですが、全曲通すと「二人椀久」って、やっぱりよく出来た良い曲なのね。


と、しみじみ感じた次第です。はい。


そして、お唄が難しい(ー ー;)

唄い出しの「たどり行く」
「干さぬ涙」
「とても濡れたるや」
「行く水に」
「振られず帰る」
「筒井筒」

など、唄の難しさ満載。


唄をどんな人が唄うかで良し悪しが決まる…そんな曲だなぁ、と。

まぁ、もちろんどの曲にも共通していますが…。


「二人椀久」の筒井筒の部分は唄の良い方が唄われると、こんなに良いものなんだなぁと聴き惚れます。


筒井筒…若い時にはさほど気にもとめず(まぁ研究不熱心なせいですが)おりましたが、ここ最近になって、「ういこうむりの(初冠の)」からの流れが在原業平にかけての歌詞になっているということを読んで、ほぉーっと、感動したのでした。


松山と椀久との恋模様に、この「井筒」の一節を持ってくるところが、なんともニクい作曲。


そして、筒井筒の唄のなんと熱いことか。

在原業平が紀有常の娘に送った相思相愛の歌。

本行(能)がベースで、お三味線は単調なリズム、しかしながらその上に熱い想いを唄に乗せる。


熱いからこそ重くなりすぎるとしんどい…そこは唄方さんの聴かせどころか~。


お囃子さんの掛け声も独特に色を添える。


筒井筒…実は凄いやないかぃ(T ^ T)


唄を聴かせておいて、後半はお三味線の技を派手に披露。

そして、最高潮に達したのちの「廓(さと)の三浦女郎様~」の、聴くものも演奏者もホッとさせる曲調。

ほんのりとした中にも少しお色気もありで…ここもステキな部分です^ ^


緩急が程よく使い分けられて曲筋をはっきりと見せることができれば、あぁ、やっぱり良い曲なのね、と。


今さらか?

…失礼しましたm(_ _;)m


よきお勉強をさせて頂きました^ ^


そしてなんと、先日、本邦初公開という「タマ」三重奏という機会がありました。

この「タマ」、大抵はタテ三味線が技を見せる「タマ」を弾いて、ワキ以下はトッテンチンリンという繰り返しを弾いています。

ですが、この「タマ」の中のひとつの部分が、タテ、ワキ、三枚目、と、見事に三重奏になっていて、それが痺れるほどカッコよかったのです。

私、三枚目を弾かせて頂いていたのですが、一所懸命弾きながら年甲斐もなく(カッケー!)と心の中で叫んでおりました。

椀久一曲で約40分という長さでしたが、客席にいたお弟子Mちゃん、同じくお友達Tちゃんも少しも長くなかったし、感動したと話しておりました^ ^


私もいつか、この三重奏を組み込んでの『二人椀久』が弾いてみたい …と、切に思ったのでした。


全曲やるかな?(^_^;)

『二人椀久』
舞踊で見るのもいいけど、音曲だけで想像して聴くのもまた良いものです。



先日、所用にて舞踊会にお伺い。


楽屋で諸々ご挨拶を済ませて、地唄舞「鐘ヶ岬」を拝見しました^_^


「道成寺」ものです。

地唄のお三味線とお琴の音色で、とても優雅で可愛らしい「鐘ヶ岬」。

門外漢ながら、好きな演目のひとつ❤️


長唄の「道成寺」と歌詞がほぼ同じなのに趣が全く違います^ ^


同じ道成寺でも、長唄「紀州道成寺」のアナコンダ清姫が出てくる、あのオドロオドロした部分とはまったく別物のように感じられる地唄「鐘ヶ岬」。


山村若瑞さんの「鐘ヶ岬」とても良かったです✨
ふとしたところにお母様の舞も感じました^_^


大きな舞台でたった一人で舞うのは力量が必要で難しいことだと思いますが、久しぶりに観た「鐘ヶ岬」はとても素敵で胸一杯でした✨


地唄舞は品が良くていいもんだなぁとしみじみ。


そして、後にも観たい演目がありつつ、次の仕事へ…。


あぁ…劇場に座っていたい。


ギリギリセーフで帰ってからお稽古。


今日は「京鹿子娘道成寺」のお稽古もあって、どうも最近は道成寺付いてるなぁ、と♫

どうやら道成寺に行ってから憑いて来た?( ̄▽ ̄;)
5月花形歌舞伎✨


松竹座 昼の部に行かせて頂きました^_^






(ほんの少し長唄ネタバレあり)

普段は舞踊会での「戻駕」を観ることが多いので、お芝居の「戻駕」とても良かったです💖

勘九郎さん、亡きお父上に似ておられて、なんか、思わずちょっとばかし込み上げました😂

マンさんも20代で義父(二代目)を亡くしたので、なんか舞台を頑張る兄弟…ってとこで変にカブるんでしょうか😅

背負ってるもんの大きさは違いますけど^^;


『双面道成寺」 』は、双面と聞いてどんな道成寺かな~と、思って出かけました。

そしたら、なんと4月に弾いた『紀州道成寺』の安珍清姫伝説が元になったお芝居でした💖


あららん💖
なんてタイムリーかしら✨


安珍と清姫が出てくるところからして「京鹿子娘道成寺」よりも「紀州道成寺」に近い。


あらあら、役名などがこれまた歌舞伎らしくて面白い趣向✨


途中、「祈り」の合方が出てきて、「おぉ~紀州じゃん✨」とかワクワクしたり、所作になると、どうしても常磐津と長唄の掛け合い(?)の演奏に目がいく😓

わー。


覚えるの大変そう~男の人ってすごいなぁ😅

と、思って観てました。


お芝居はやっぱりエンターテイメントだなぁ✨

いっつも言ってる

華やかな「花形歌舞伎」堪能しました💖

船弁慶に感動

今日は湊川神社 神能殿へ。


お天気も良くて気持ちよかった♫



お弟子Yちゃんのお母様が出られるお能の会でした。
演目は『船弁慶』。


女性ながらお声も良く、静御前と平知盛、両方のシテ方をお見事に演じ切られ、マンさんもオドロキの見応えのある素晴らしいお舞台でした。

伝統芸能の発表会…ほんとに侮れませんね(^_^;)

感動してしまいました。

それにしても『船弁慶』はやはり大曲だ~。

長唄『船弁慶』も大曲で、客席に座ってお謡のことばを追いつつ、糸(三味線)の旋律が頭をよぎる。

帰宅して少し調べてみると、なんと、長唄の『船弁慶』はお能が衰退しつつある時に、能楽師と長唄の二世杵屋勝三郎がタイアップして興行した「今様能楽」だ、と。

すごいっ!

「このままじゃ廃れていく!新しいことやらなきゃ!」

で、素晴らしいものが出来ちゃったわけです。

元からあるもの(能)に三味線の手をつけて、謡を唄に。

当時の人はどう思ったんだろう。

でも…ほんとに名曲で…。

作った人がすごいってことですな。

あぁ~もぅ~お能も長唄も『船弁慶』すごいっ!(≧∀≦)

そして会場の「神能殿」…能舞台は音が素晴らしく良くて、音フェチの私は感動感動の連続。

地謡もお囃子もカーッコいい!(≧∀≦)

お囃子のことや諸々ピンポイントでマンさんに教えてもらって、なるほど、と感心する。

お能を観る機会は少ない私ですが、ほぅほぅ、なるほど…と、とても楽しめました^ ^

やっぱりもっと観たい♫

長唄の原点がそこにもあるのですな。

さて、話は変わりますが、湊川神社は楠木正成公所縁の神社。

「神能殿」で長唄『楠公』♫

長唄もお囃子もフルメンバーで♫

やりたいなぁ~♫

と、また妄想にかられながら湊川神社を後にしたのでした。


伝統芸能ばんざーい\(^^)/
その1に引き続き、にっぽん文楽と伊勢行きのお話。







公演が始まるまでは撮影OKd(^_^o)

ワクワクして待ちます。

床に太夫さん方が出てこられ、スタンバイ。

まずは『二人三番叟』から。

義太夫の演奏が始まり、浄瑠璃の「さて 豊秋津州~」と語りが始まった途端のこと。

それまでピタッと静まっていた風が、突然、ほんっとに突然!

ごぅーっっ!!

と、大きく揺れるように吹いたのでした!


隣に座っていた娘も、「えっ??」という感じ。

「演出みたいやな(・・;)」と、思わず言いました。

それほど通常では体感することのないような不思議な風の吹き方でした。

聞くと…神様が反応されている、とか、通られているのだ、と教えて頂きました。

浄瑠璃の始めの詞は「豊秋津州大日本~」続く歌詞もまさに神様のことが書かれています。

国家安穏と五穀豊穣を祈る演目です。

お席にはなんと大宮司さまもご鑑賞にお越しになっており、やはり神様が喜んでおられたのだろうか…。

心配されたお天気もだんだんと晴れて来て快晴に♫

やれ、嬉しや♫

三番叟はやっぱり何度観てもいいもんだなぁ…と、今度の4/2のお囃子の会にまたもや思いを馳せる。

勘十郎さんと玉男さんの三番叟なんて…贅沢すぎるヽ(;▽;)ノ


話が逸れた。

そう。

「にっぽん文楽」である。


三番叟が終わると、解説タイム。

簑紫郎さんのお話はわかりやすくて楽しかった♫

お園ちゃんのお人形も色っぽい^ ^


お人形との写真コーナーに人が並ぶ。

スタッフの方が段取りよくお写真を撮ってられる様子。

「バリアフリー文楽」と名付けられているけど、まさしくそんな感じだなぁ、なんて見ていました^ ^

さて、後半は『義経千本桜 道行初音旅』。

これもまたまた大好きな演目です♫


なんてったって、三番叟同様、音楽が素晴らしい~♫

静御前と忠信の舞が大好き♫


惚れ惚れと舞台と床を見聴きする♫

あぁ…幸せなことだなぁ…と。


ふと、舞台を観ていて感じたことが。


難波宮でのにっぽん文楽も拝見しましたが、何かこの伊勢神宮での公演は空気が違うような…。

もちろん土地の違いはありますが…。

大げさなようですが、神域と芸能の交わりというのを感じたような気がします。

あぁ…なんか、芸能はやはりここから来ている。


そんな気がしました。


快晴のお天気の中、大きな風が舞い、木々が揺れ…普段の演目を観るのとはまた何か違う…とても清々しい公演でした。



素晴らしい時間を作って下さった「にっぽん文楽」さんに感謝です♫

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